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アンカー 1
Cacti
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2024年8月1日(木)~8月10 日(土)

風鈴の音を聞いたような・・・。錯覚?

暑中お見舞い申し上げますってハガキが届かなくなり、なんとなく手持ち無沙汰な夏の真っ盛りです。エポックメイキングとか、そんな大袈裟なものではなく、日常をちょっとズラしたことに心が動いてしまうのも、この暑さの末の気だるさからでしょうか。それとも、今朝、セミの抜け殻を見つけたからか。

>> PM2 : 00   ガーデンテラス <<

時間よとまれ~って歌、ありましたネ。

❝ あのホテルの裏庭、小高いところに大人の社交場がある。ずっと昔には、外国の方々が日本の夏を楽しまれた立派なプールがある。もしかして、ここにこんなプールがあるなんて、ほとんどのお客は知らないのではなかろうか。浅いところでは背は届くが、ゆっくりとスロープが施され、深いところでは立ち泳ぎをしても足が底に届かない。それに水も少し冷たい。「誰もいないプールで泳げるなんて別天地ね」と、イタズラを誇示するように「コンナニナッチャッタ・・・」と微笑された。真夏の昼下がり。❞

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2024年8月11日(日)~8月20日(火)

このお盆、あの人は帰ってくるかナー。

暦の上では立秋を過ぎたというのに今年の夏もナツの最盛期です。「お盆を過ぎたら、海で泳いではいけないよ」と、田舎ではよく言われていたものですが、50年も経つとやはり日本は熱帯化しているというのは、なまじっか嘘ではないな・・・の、盛夏です。

>> PM5 : 00    ゲストルーム <<

小さな発見って、大きな喜びですね。

❝ スティーブ・ジョブスの言葉に、「多くの場合、人はカタチにして見せてもらうまで、自分がなにを欲しいのかわからないものだ」というのを「ナルホドナ・・・」と思いかえしました。夕刻からのパーティーにご一緒したお方、「こんな仕上げでどう?」って声をかけられたはずなのに、その方の左肩のくぼみに目がいってしまいました。重心を左に移し、手の甲を腰にあてる。すると、左肩内側に綺麗なくぼみができる。もちろん、リップのツヤもキレイでしたがあのくぼみは、その瞬間にしかできないキレイな造形でした。❞

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2024年8月21日(水)~8月31日(土)

季節の変わり目には、ドラマがありそう。

今年の夏は異常だなーといいながら、やはり、地球は動いているのですね。朝夕、「おやっ」と思う時間に出会うことになりました。でもネ、少し視点を変えれば、季節はずれの旅先でも予期せぬ出会いがありそうですよ。

>> AM10 : 00     ゲストルーム <<

匂いは季節を連れてくる。

❝ ラ・フランス。この果物の名前を聞くたびに、ゆく夏の想い出がよみがえる。あの夏は、人出の少なくなった秋の気配も感じられる季節はずれの夏休み。ある時は、「今年、海に来ることが出来なかったから、せめて浸かるだけでも・・・」と膝まで潮に浸かっていたあの人。急に日傘を空に投げ、「やっぱりな~」と言いながら、沖合100mくらいまで泳ぎだしたお方。どの想い出もちょっと、外国映画を観ているような、異空間のニオイが残っている。そのどのシーンにも、ラ・フランスがあったような遠い記憶。❞

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2024年8月のとあるある日

8月の微熱のある風景【計る】

相手の心の深さ、高さ、方向、質量などを知るために計るという行為が用いられる。計るとは相手の心に少し近づくための確実な一歩とも言える。

>> 8月のとあるある日 <<

【  計る 】こうもあろうかと、推して考える。

推量する。予測する。

❝ 今、ここで起こっていることがすべてであると思っているので、計るということに、どうも抵抗感がある。少し、大袈裟に言えば邪気を感じてしまう。だからなのか、無邪気な年頃の子どもが我慢して頑張っているシーンを目にすると、涙が出てしまう。

男の計るは、測定具で物の量を調べる等の目に見える即物的なものに利用される。

女の計るは、その事の実現を企てるという状況に用いられる。目で見えない心の動きに用いられる。❞

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